井上 陽さん

2017年度卒業

経済学部経済学科

私立星城高等学校出身 

水上競技部所属

 

 新入生の皆様、ご入学おめでとうございます。
大学生活への不安と期待が溢れる皆様にまず人間(にんげん)万事(ばんじ)塞翁が馬(さいおうがうま)という故事(こじ)成語(せいご)を紹介しておきたいと思います。語源について知らない人がいればぜひ調べて欲しいのですが、要するに「出来事が幸福をもたらすか、不幸をもたらすかは必ずしも言い切れない」という、時間の経過(けいか)によって起こる先入観(せんにゅうかん)や認識の不確実性(ふかくじつせい)のことを表しています。
卒業生の私から新入生の皆様に伝えたいこととして「自分は何をしに大学へ来たのか」「頑張りたいことは何か」「大学卒業後の人生計画」「どんな人間になりたいのか」など皆様一人一人の生き方についてよく考えて、できれば理想の自分とそうなる道のりなどを想定してメモにとっておくことをおすすめしておきます。そして、思うようにいかない時は一度メモと生き方を見直してください。日記などで日常を記録していれば自分の良い習慣、悪い習慣が分かると思います。「今のままでいいや」と思う人はそのまま何も考えず何も気づかないのが最善(さいぜん)なのかもしれません。しかし、少しでもそうじゃない人はあらゆる手段(しゅだん)を考えたり調べたりして密(ひそ)かに一人で計画を立ててみてください。ただ悪い出来事だと思っていたその失敗や後悔が、後の人生を変えてしまう反省をもたらしてくれるかもしれません。私自身、大学入学時と卒業を控えた今では考え方や行動力がまるで別人だと言われます。
就職活動について不安がある人も多いと思いますが、就職はあくまで経済的な自立の手段の一つだと思って強気で主体的(しゅたいてき)に取り組んでください。なりたいものがある人はなりたいものにくらいは必死に泥臭(どろくさ)く頑張ってみてください。時には選考される側として媚びるようなことも求められると思いますが、目標や野望の為であれば、処世術としての媚(こ)びや遜(へりくだ)りはただのそれとは大きく意味が異なります。心の中だけは誰も覗けません。
最近は大学ごとの就職率などが学生(がくせい)人気(にんき)の一端(いったん)を担う風潮(ふうちょう)がありますが、学生の一人一人はみんな違う個性を持った人間です。あなたが自分自身で考えずに学校や周りの言うことを鵜呑みにして就職(しゅうしょく)活動(かつどう)等(など)をしてしまえばただ都合の良い労働力として毎日の面白さすら搾取(さくしゅ)されてしまうかもしれません。そして、人生の最後に後悔ばかりが残ってしまうかもしれません。最後に選択するまで何度も自分で考えてください。
自分に自信が持てない人には読書とスポーツと筋トレをおすすめします。読書は専門の分野や興味のある分野から読んでみてください。そこからは好奇心や好き嫌いの世界だと思います。スポーツは物理(ぶつり)法則(ほうそく)や心理学の学びが練習・試合などの実体験(じったいけん)で得られます。筋力や体力の獲得には栄養学、生理学、人体の構造などさまざまな情報と、重量・回数また、体重・筋力の記録を通じて成功体験が得られます。スポーツ経験者の人もこの機会に体育会で初心者から新しいスポーツを始める事は体にも脳にも良く、大変おすすめです。
何か新しいことを習慣付けて続けていれば今までの自分とは違う自分になれるということを知っておいて欲しいと思います。
最後になりますが、私の拙(つたな)い文章を偶然(ぐうぜん)でも読んでくれた人には人生最悪のケースの可能性や私たちが持つ若さの可能性を知って自分で考えてもらって、どうか一日一日を大切に丁寧(ていねい)に生きていって欲しいと、また胸を張って他人にアピールできる何かを大学生活で成し遂げて欲しいと心から願っています。

 

福田 実早子さん

2014年度卒業 :

理工学部環境創造学科

愛知県立瑞陵高等学校出身

水上競技部所属

 私は4年間水上競技部に所属し、主将という貴重な経験もさせていただきました。就職活動から今までを振り返ると、目上の方への気遣いや礼儀、追い込まれた時のタフさ、トレーニングで身に着けた体力など、部活動の経験が私を助けてくれたなと思うことがたくさんあります。
つい先日、最終面接官を担当した上司が、どういった基準で私たちを見ていたか教えて下さいました。「頭の良さや才能の有無なんて関係ない。とにかく元気で明るく粘り強く頑張ってくれるかが大事なんだよ。最初はできなくて当たり前。たくさん挑戦して、たくさん失敗して、泥臭く一歩一歩成長する人の方が最終的には必ず会社に貢献してくれるから。」と。
上手くいかずに苦労したり、上手くいっているからこそさらに高みを目指して地道な努力をしたりと、スポーツの世界では沢山の挫折や苦労を乗り越えた先の喜びを知ることができます。もちろん企業によって考え方は多少違いますが、この経験は間違いなくどの企業からも共通して評価されると思います。
学業やアルバイトとの両立は大変ですが、本気で取り組めば必ず自分にとって大きな財産となります。これからの皆さんのご活躍を期待しています。

松田 梓さん

2013年度卒業:

経済学部産業社会学科

三重県立川越高等学校出身

弓道部所属

 

●就職試験に際して優位性をかんじた!

 就職活動の際、私は自身のアピールポイントとして部活動の経験を話しました。弓道部員として大会に向けて練習を重ねたことや、同期・先輩・後輩と協力して部活動を運営していった事を話しました。大学時代、部活動を通して悔しい思いや嬉しい思いを沢山経験しました。
就職活動では企業の採用担当者は履歴書や面接を通して、その学生がどんな人物かを見極めようとします。企業の社風や求める人物像に合致しているか確認するためです。学生が語るどんな事に時間を割いて、どんな経験を重ねてきたかという話を通して、学生の人柄や能力を理解しようとします。もし学生時代に自分で「これをやった」と胸を張って言えることがあれば、採用担当者も学生がどんな人物かをよりつかみやすいうえ、好印象を与えられます。そして、学生自身も本気で部活動を行い経験した悔しい事や嬉しかった事をありのまま話すことができます。話を大袈裟にしたり、まして嘘をつく必要がありません。
私は就職活動中、「自分は今までバイトや遊びだけで、履歴書に自分の事についてどんなことを書けばいいかわからない」と言っている学生を沢山見ました。ここがしっかりしないと、自分に自信が持てず、企業側に良い印象は与えられません。 バイトや遊びの中にも、社会生活で活かせる経験を積むことはあります。しかし部活動を通して学ぶことは、アルバイトや遊ぶ事を通して学ぶことよりも、より実践的で得難いことが多いです。例えば、高校と違って学生主体で運営していきますからリーダーシップや主体性が身に付きます。運動系の部活であれば、体力とともに鍛えられるタフな精神力が期待されます。また学業やアルバイトと両立させてつつ、大会に向けて練習を重ねていく実行力・計画性・調整力などもあります。(全て部活動に入った上で、本人の努力次第の話ですが。)全て企業側が社員に求める能力です。しかし日常生活や学業だけでは得難い能力です。
就職活動の為だけに大学の部活に所属するのは大変かもしれませんが、もし学業以外の時間をどうするか迷っているなら、体育クラブに入って、仲間と一緒に前述したような成長を得ることはとても素晴らしいと思います。

●社会人になり体育クラブに所属していてよかったと思うこと

・大学の学科の友達に比べ長く時間を過ごしている為、部活の同期のほうが社会人になっても連絡が続いている。大学近辺から離れ  てしまっている為会う機会は減ったが、とても大切な存在。
・「大学は何をしてたの?」と飲み会など初対面では必ず聞かれるので、答に困らない。
・上司や先輩の言葉に「はい」と返事をする、敬語をきちんと話す、お酒の席で気を配るといった、小さなマナーをきっちりできる。
・すぐに結果が見えなくても、辛坊強く作業を続けることができる。
・体育会系のあるイメージ通りノリが良く、元気なので先輩から可愛がられる。

先輩からの一言